温泉天国の戦闘

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見事に残念なラーメン

俺はイケていない食い物を食うと、美味い物を食った時と同じぐらいに盛り上がってしまう。

そりゃぁ食い物なんて美味いに越した事はないのだけれど、すっかり食い物屋のレベルが上がってしまった昨今、稀に残念な食い物に巡り合うとその体験の貴重さに興奮してしまうのだろうか。



今日、仕事の帰りに都内某所で食ったラーメンが全くもってさっぱりだった。
何故このラーメンはダメなのか、想像を膨らませながら食う。

まずこのスープの水面を覆う厚さ3ミリほどの脂の層だ。
これは背脂が溶けたものなのだろうか。
この店は豚の角煮を乗せたラーメンを名物にしているそうだから、角煮の仕込みで出た脂をスープに加えているのかもしれない。

油の類は加熱されると水なんかよりもっと熱くなる。
レンゲでスープをすくうも、アツい!!
余程冷まさないと口へと運べない。


そして、スープがからまない麺・・・
いや、そうではない!

大量の背脂が浮いたドス黒い、見た目に迫力満点なスープであるがこいつが見た目に反して実にうすっぺらいのである。
醤油ベースの、このほのかな甘みは化学調味料だろうか。

つまりスープの見た目とその薄っぺらさの意外性が麺にスープがからまないという錯覚を生み出しているのである。


さらに、見た目の迫力に反した麺の少なさが俺をわびしい気持ちにさせる。
その少ない麺を片付けてスープに取り掛かる。

スープを飲み進めると、何故か味がだんだん濃くなってくるのである。
これはスープを構成する物質の比重が極端に違うために、スープに層が出来てしまっているのだろうか。
麺の湯きりが不十分で、スープの浅い部分が薄くなってしまったのかもしれない。



俺はごちそうさまを言うと興奮を胸に秘め、そ知らぬ顔で席を立った。

俺は評論サイトなどにラーメンの評論を書いたりはしない。
この体験や感覚は俺だけのものだ。
独り占めにしたい。

実に見事な、残念なラーメンだった。




俺がブログにホルモン屋の話を書くずっと前に、中島らも先生が「全国まずいもの連盟」という団体を作ったそうなのだ。

俺は美味い物を美味いと感覚する為にはそれに相対するまずい食い物の存在が必要なのだという意見なのだけれど、先生はまずいものの意義をどう考えていたのだろうか。

冥土があるならいつか是非お聞きしてみたいものだ。





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温泉天国には二種類ある。
それは
よく訓練された温泉天国と
そうではない温泉天国だ。


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